ここは去年から始めたわが社のワイン。
サン・テミリオンの街で待ち合わせて彼のシャトーへ。
このシャトーは1967年に設立され、98年より現在のフィリップ・カリーユ氏が引き継ぐ。
現在は父親が75%の株式を持ち、彼が25%を持つ。
畑の栽培比率はメルローが95%、カベルネ・フラン3%、カベルネ・ソーヴィニヨンが2%。
2008年より正式にエコセールの認定が降りるそう。
18haの畑を所有する。収穫はもちろん100%手摘み。
醸造ではマセラシオン前に白ワインのようにスキンコンタクトを行い、その後温度を5℃くらいまで下げて温度が自然に上がり自然に起こる発酵を待つ。
ボルドーでは現在主流となっているコールドマセラシオンで行われる。
←この樽の置き方が特殊。この樽を置く器材って樽1個分でなんと300ユーロもするんだそうだ。樽がひとつ600ユーロなのに・・・。
この器材でバトナージュを手でまわして簡単に行えるし、樽からワインが漏れるデメリットもなくなる。
(この器材はクリュ・クラッセではベイシュヴェルだけ見かけた。)
プピーユは現在95%がエクスポート、国内はたったの5%のみなのだ。
しかも輸出先トップは日本!!
ボルドーネゴシアンと取引したくないのらしい。
なので日本にはモトックスのみの出荷。
レ・オード・プピーユ(3rdワイン)がオランダ並行でやまやに輸出されたことはあるらしい。
←それと日本で有名な「キュヴェ・ナオミ」のサンテミリオンは実はこのシャトーで造られているのだ!!
しかも輸入元は私の得意先。(これは裏ラベル)
さらに情報として・・・。
レ・グリネーズ・クリネ、オーゾンヌ、コンセイエ、レヴァンジルのシャトーオーナー達の2002年テースティングにプピーユのアティピヤックを混ぜたら優勝しちゃったらしい。
ペトリュスに張り合ったとき同様快挙でしょ!?
・・・・・その後・・。
レストランに連れていかれた我々はこのクレージーなフィリップ・カリーユ氏に「イッキコール」をかけられ、ワインを一気飲みして3人とも撃沈させられる・・・。
←この顔が性格の悪さを物語っている!!
最初に撃沈された川口君⇒ |