最近はほんとに立ち飲みが流行っている。
立って飲むのに何のメリットが!?って思ってたけど意外に面白い。
ここ、渋谷の「富士家本店」は2フロアーに分かれていて、地下1階はいわゆるほんとのサラリーマンのおやじ向けの「立ち飲み」である。
この日もいっぱいでサラダとかはいっぱい入って200円とか何もかもがとんでもなく安い。上司と二人で行って時間つぶしたが二人で1450円で軽く腹ごしらえ。
で、その上の階にワインの立ち飲みが!
ここは小奇麗なところで、でも食べ物、ワインともとっても安い。
まずはヒューゲルのリースリング2004。
最も日本でおなじみといえるリースリング。リースリング特有の香りであるゴムやガソリンの香りがきちんと出ていて少し甘みを感じる味わいながら酸がきちっとしているのでバランスよく、とても生牡蠣に合う。
次にオーメドック・ド・ジスクール1997。
このワインは発売当初からするとすでに800csくらい販売しているのだが、とにかくめちゃくちゃ売れる。非常によくできている。なんとこのクラスなのに蔵出しなのよ。なぜかというと・・・。
おそらく!!98年にジスクールはワインにミルク混入事件を起こしスクープされた。対象になったのはオーメドック・ド・ジスクール。
そのときのヴィンテージは95年だけどそりゃ、出しにくいわね、そのときは。
だから今更の輸出なのさ。でも価格は当時のまま。これは得ってこと。
この店ではなんと2800円!これって希望小売2400円なのよ?レストランでの価格ではないよね。
そして最後はプピーユ1999。
このワインは漫画「神の雫」に登場したためにもともと有名だったのがすごいことになってしまったワイン。
99年はオーナーのフィリップ・カリーユ氏が「漫画載ったんだって?」「じゃあ、少しイギリスにまわす分日本に分けてあげるよ」ということで少量入荷したワイン。
感想としては、ま、2001年や2002年の方が美味しいね。インパクトには欠けるかもしれない。現在の造りの方が良いってことかな。ま、でもこのワインはすごいことには変わりない。
カリーユさんと会って彼の人柄には惚れてしまったし、ワインはいつも美味しい。ただ、彼には酒で酔い潰してリベンジしなくては!!
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