あぶらげ(新潟・栃尾)
栃尾で作られる油揚げは一般のものと大きさが全く違うくらいに大きく、味も美味しいことから日本一といわれる。
この地方の方言で「あぶらげ」という。
新潟の五郎で食べた。うん、油揚げってあんまり食べないけど美味しい。
いくら(函館)
函館で食べるまでいくらはそれほど美味しいものという認識がなかった。
名前は忘れたけど函館出張の折、お客様に連れて行ってもらった有名店で3色丼を食べて認識が変わった。
ぷちぷち口の中で蕩けるように溶けるいくらは絶品。
いちご煮(八戸)
あわびとウニが入ったお吸い物を言う。
青森県は八戸市が名産。もともと漁師料理だったものが一般に食べられるようになった贅沢なお吸い物。
八戸を代表する予約ナシでは入れない居酒屋「七味家」で初めて食べた。
ここではでっかい器にたっぷり乗ったあわびとウニが堪能できる。確か1200円くらいだったはず。
最高の贅沢だった。
糸かぼちゃ
名前はかぼちゃながらかぼちゃのようではなく、ゆでるとうりのような食感で、細くほぐれていく食べ物です。別名「金糸かぼちゃ」とか「そうめんかぼちゃ」とか言われる。
アル・ケッチャーノで食した。ここでの調理は「糸かぼちゃのペペロナータ」。
歯ごたえがあってしゃりしゃりしていて美味しい。はまる。
岩牡蠣
冬獲れる真牡蠣と違い、夏獲れる牡蠣を岩牡蠣という。
日本海側のものが美味しく、富山、山形、秋田などが有名。
水揚げされるのは初夏から8月くらい。
今回はアル・ケッチャーノで食した。真牡蠣に比べ、大きいのに味は凝縮されていて決して大味ではない。するっと食べるという感覚ではなく、噛みこんで食べる料理。美味。
うな重(静岡)
静岡・三島でうなぎといえば桜家というくらい有名。
後輩との同行で仕事ついでに夕方4時くらいに行ってみた。
4時なのにすでに何人かお客がいて、その後は続々と・・。
でもこのうなぎは「そこまで美味しい?」と疑問が残った。
残念なことだが。以前神戸で連れて行ってもらった「青柳」
はとても美味しかったので比較しても・・・。もちろん、美味しいのは美味しか
ったけどね。
カエル
家の近くのワインバー「マリアージュ」で食べた。
鶏のような味とは聞いていたが、ほんとにその通り。
何も言われずに食べたら鶏と思うだろう。
ここの料理は塩を多めに使うので好み。
白ワインと合わせてもおもしろい。
ガスパッチョ
私が最も愛するスープ。これはスペインに由来するスープなのだが、イタリアンでもフレンチでもよく出る。
トマトをベースにしたスープで一般的には夏に愛されるが、私はこのスープに出会ってからは常に見つければ食べる。
こんなに美味しいスープは他にない。
これに匹敵するのは冷たいとうもろこしのスープで札幌の「レストランΦ」さんで食したものだけ。あれは反則。どう調理しても美味しいし、どこで食べても美味しいのがガスパッチョだ。ピエロ・ボックスさんで食べたものが忘れられない。
牛タン(仙台)
仙台といえば牛タン。でもずっと仙台牛だと思ってた。
アメリカ牛と聞いてちょっとがっかり。でも仙台の文化。
アメリカからの輸入がないときはオーストラリアを使用。
仙台には利休や太助など名店が多いが、私はここ「キスケ」
(漢字変換できない。)輸入できないのでどんどん小さくなるが牛タン定食が1200円程度で大盛りでも1500円。ビール飲んで2000円くらいで終わってとても満足。仙台行ったら行くべし。
きりたんぽ(秋田)
秋田と言えばきりたんぽ。
米を練ったものを比内地鶏を入れて鍋で楽しむ。
まあ、米だしなあ、と思ってたのだが、これがなかなか旨い。
熱燗と一緒に頂くには最高の食べ物で、秋田の中でもちょっと田舎に行って情緒を感じながら食べるのは悪くない。
クスクス(モロッコ)
パスタの1種であるクスクスはモロッコ料理。
小さな粒のような小麦粉で作られたパスタはフランスやイタリアでも愛されている。
フランスで食べたクスクスは量がめちゃくちゃ多い上にベタベタしてて全然美味しくなかったが、会社の近くのuncafe(表参道)さんで食べたものは絶品だった。
意外にレモン水に漬け込んでサラダ風にしても美味しい。
グリーントマト
もともとトマトが完熟する前に間引きされたものを言うのだそう。
南部の黒人奴隷が食べれる野菜だったとか。(⇒映画「フライド・グリーントマト」)
これは青っぽくてでもしっかりしていて美味しい。
これもアル・ケッチャーノで食した。
ウイキョウが乗っていたのでそれが尚美味しく・・・。
サクラマス(本鱒)
4月から5月にかけて日本海側で獲れる高級魚。
綺麗な桜色の魚。
これは札幌のル・プルコア・パさんで食した。合わせたのはロゼのシャンパーニュだが、ほんとに合う。ばっちり。
だだ茶豆(鶴岡)
日本で最も美味しい枝豆と言えば「だだ茶豆」。茶豆のルーツになっているマメのこと。
「だだちゃ」とは山形弁で「どのおやじの」という意味があるらしい。「どのおやじのマメが一番おいしいのか?」という逸話から。
だだ茶豆は必ず2つのマメしか一房についてないのが本物。でもどうしても虫たちの仕業で混ざってしまうとか・・・。
香りが違う。旨すぎるのがだだ茶豆。
ダチョウ(ステーキ・アフリカ)
臭みのない肉でそのカロリーの低さ、コレステロールの低さが特徴。
六本木ヒルズのアフリカフェアで食べた。
感想は堅めの牛肉、アメリカ牛というイメージ。美味しいが少し淡白すぎるかな。
美味しい店で食べたらどうだろう。
たらの芽(タラノキ)
山菜の王様としてしばしば語られる。
日本中で食することが可能。タラノキから出ている芽のことで非常に弱い。
これは仙台に出張に行ったときにたまたま伺った「銀たなべ本店」のてんぷらが最高だった。
あんなに美味しいてんぷらは他に知らない。
東京の有名なてんぷら屋には行ったことがないのだけど、今までで一番美味しかった。さっと揚げて塩で食べるてんぷらの旨み。
黒トリュフ
世界3大珍味のひとつ、黒トリュフ。
私ももう2つある珍味のうちのひとつ、ファアグラとともに大好きな食材のひとつ。
忘れられないのはパリの
「トゥール・ダルジャン(当時2つ星、現在1つ星)」の黒トリュフ入りスクランブルエッグ。
なんとスクランブルエッグなのに7,000円!!!でもあんなに美味しいスクランブルエッグもまた2度と出合うことはないだろう。めちゃくちゃ美味かった。
鎌倉納豆(神奈川)
厳選された国産の最高級大豆を使用して作られる鎌倉の名物納豆。柴咲コウが「みなさんのおかげでした」でお土産で持参。
とっても肉厚な豆の感触があり、明らかに市販の納豆と味が違う。とっても美味しいが、ひとつ300円以上するので毎日は食べれない。
のどくろ(新潟)(アカムツ)
新潟で獲れる魚でのどが黒いところからこう呼ばれる。
この魚は新潟ではこう呼ばれるが正式にはアカムツのこと。
日本海側の高級魚とされていて
刺身や煮つけとして食べられる。
新潟の五郎で食べた。淡白だけど美味しい刺身だった。
比内地鶏(秋田)
比内鶏と紛らわしいが、比内鶏は天然記念物に指定され、比内地鶏はその雄を掛け合わすことで出きる純度は50%の比内鶏を指す。
角館できりたんぽを食べたときに入っていた印象があったが、味わえたのは「味の蔵」。
ここは秋田市でも有名な店。一度だけ行ったが、閉店間際でゆっくりとはできなかった。コリコリとした味わいが特徴でもっと次回は味わって食べたい・・・が、秋田にいつ行けるだろうか・・・。
フカヒレ(気仙沼)
宮城県気仙沼が日本でダントツの鮫の水揚高を誇り、フカヒレも同じく日本一の水揚げ。
気仙沼に行った際にフカヒレ専門店でフカヒレ丼なるものを食べたが、感動はなし。歯ごたえを言われることが多いがその通りで歯ごたえのみを楽しむものなのだろう。中華料理やラーメンで味わうべし。
ブーダン・ノワール
豚の血を腸で詰めたものを言う。通常は真っ黒なソーセージのような形をして供される。
一般にはビストロ料理で初めて食べたのは高田馬場の「ラミティエ」。ここは非常に安い(ランチ1000円、ディナー2100円)のにとんでもなく美味しい。
感動したのは「ル・ブルギニオン」で食べたブーダン。ビストロ料理をかなり上品にして繊細なブーダンを楽しめる。さすが内蔵料理が得意な店だけあるという最高のものを食することができた。
ほっけ(真ほっけ)
北海道で初めてほっけの美味しさに驚いた。
東京や大阪で食べてたのは「しまほっけ」なのだ。
「まほっけ」はこちらの名産。
なんといってもでかい!!もっとでかいほっけもあるらしい
「魚御殿」でいただいた。この大きさ、脂の乗り、
完璧。かなり旨い。日本酒にも絶妙に合う。この店は魚屋さんが経営する居酒屋でかなり魚が旨いのに安いのだ。
ほや
宮城県で主に獲れ、東北から北海道で愛される食べ物。
酒のあてとして有名で独特の味わい。
宮城県の居酒屋で食べたが、生臭くて食べれたものではない。
東北にいると好きになるらしい。
ポルチーニ茸/セップ茸
イタリアで最も貴重なきのこのひとつ。フランスでセップ茸として売られているものと実は同じ。
芳醇な香りと歯ごたえが特徴なのだが、私はパスタかリゾットにしか入れたことがない。
リゾットを家で作るとかなり美味しくできた!
味噌カツ(串) 名古屋
名古屋と言えば八丁味噌。それを三重県津市のカインドコックの店カトレアで味噌カツとして始められたとされる。
正式には串が名古屋の名物。
名古屋高島屋にて購入し、新幹線の中でシャトーヌフ・デュ・パプを合わせて頂いた。予想通りかなりの相性。
味噌煮込みうどん 名古屋
煮込みうどんとは生のうどんを直で煮て作られる。
茹でてから煮るのは焼きうどん。
名古屋の山本屋本店にて頂いた。芯のあるうどんはふつうより随分美味しく、また八丁味噌のコクと甘さが一層深みを与えてくれた。
モロッコインゲン
普通のインゲンと違って平べったいものをいう。
インゲンはもともと中国から帰化した隠元禅師が持ち帰ったことに由来するといわれている。
モロッコとの関係はわからず。
アル・ケッチャーノにて一番初めに食した。
少し暖かいくらいに茹でたものを食べると美味。
八目うなぎ(赤ワイン煮)
この写真は引っ張ってきたものだが、ボルドーワインとの相性でしばしば語られるうなぎ。
日本では島根県とかで獲れるらしい。
ボルドーのビストロで食べた。
赤ワインで煮込んだらサバ缶のような味だった。
家でサバ缶を赤ワインで煮込んだら出来そう。美味しいかどうかは微妙なところ。
米沢牛(霜降り)
まだ日本人が四つ足を食べなかった明治時代の初めからの歴史をもつ米沢牛。西の松阪牛、東の米沢牛と言われるほど最高価格で取引される牛。
「大河原」の最高牛を食した。全て霜降りで分厚いのにそのまま刺身で食べれるような肉。2回ほど湯をくぐらせると世界最高の肉が食べれる。口の中で蕩けるような最高の食感。
ワニ(唐揚げ・アフリカ)
これも六本木ヒルズのアフリカフェアで食べた。
これはどっちかというと鶏に似ている。
でも鶏の方がよっぽど旨い。淡白すぎて味気ない。
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