カリフォルニアの生産者たち
オーパス・ワン Opus One
ナパ
1979年にカリフォルニアワインの雄、ロバート・モンタヴィとボルドーのシャトー・ムートン・ロートシルトとの共同開発にて出来たカリフォルニアの最高級ワイン。
ロバート・モンタヴィが売却されたため、その存続が危ぶまれたが、このワインは現在も存続されている。
正規輸入元:メルシャン、マキシアム・ジャパン(アサヒビール)
カレラ CALERA
セントラル・コースト
75年にジョルジュ・ジャンセンがマウント・ハーランに設立したワイナリー。
衛星でロマネ・コンティと同様のテロワールを見つけたとかロマネ・コンティの苗木を持ち帰って始めたなどと話されることが多いが、そんな事実はない。
ただ、ロマネ・コンティに類似したワインであり、世界を魅了するピノ・ノワールのひとつであることは間違いない。
正規輸入元:ヴィノラム
グレース・ファミリー Grace Family
ナパ
最も手に入らないカルトワインと言ってよいだろうか。
生産量が200csを切るワインで、その販売先も顧客名簿に載っているところのみとなってしまう幻のワイン。市場価格は8万円前後。
カベルネ・ソーヴィニヨン100%
コルギン Colgin
92年が初リリースのカルトワインの代表格のようなワイン。
ヘレン・ターリーがコンサルタント。
生産量が恐ろしく少なく、10万円近い値段のワイン。
サザビーズのオークショニアであるオーナーの市場を驚かせるワイン。
シャトー モンテリーナ Chateau MONTELENA
1976年のパリ・テースティング事件で一躍有名になったカリフォルニアの白。
1973年ヴィンテージの白は博物館入りしている。
当時馬鹿にされていたカリフォルニアワインの地位があがることに大きく貢献したワインとして知られる。
4500円程度。
正規輸入元:布袋ワインズ
シルバー・オーク Silver Oak
ナパ・アレキサンダー
1972年に設立されたワイナリー。オーナーのジャスティン・メイヤー氏は「ミスター・カベルネ」といわれるほどカリカベ(カリフォルニア・カベルネ)を語る上ではずせない人物。
市場価格は1万−2万程度。
スクリーミング・イーグル Screaming Eagle
ヴィンテージごとに500CSしか生み出されないこのワインはコレクターの垂涎の的。92年と97年はアドヴォケイトにて100点満点を与えられる。
92年産のマグナムボトルに5350万円の価格がつけられたことでも知られる。
いわゆるパーフェクトワイン。15万以下で市場に出ることがあるのだろうか。
スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ Stags Leap Wine Cellars
スタッグスリープ
伝説ともなったパリテースティング事件の立役者。
このワイナリーが造るカベルネ・ソーヴィニヨンが並み居るボルドーワインを押さえての1位を獲得したことで有名になった。
現在はカスク23がフラッグシップ。
正規輸入元:布袋ワインズ
ダックホーン DUCKHORN Vineyards
ナパ
70年代後半にできたカリフォルニアでは古い生産者。
メルローにこだわり、メルローで成功したカリフォルニアワインのはしり。
パラダックスというワインを生産している。比較的手の届きやすいナパワイン。
正規輸入元:中川ワイン販売
ダラ・ヴァレ Dalla Valle
ナパ
イタリア出身のグスターフ・ダラ・ヴァレと妻のナオコさん(日本人)の二人で造られる通常キュヴェが900cs程度、娘の名を冠した「マヤ」が200cs程度と恐ろしく入手困難なワイン。通常キュヴェで3万円程度、「マヤ」は8万円前後です。
パーカーが100点をつけたことでこれも有名に。グスターフさんはすでにこの世にはいない。
ドミナス エステイト Dominus
ナパ
ボルドー最高峰のワインであるシャトーペトリュス、そのオーナーであるクリスチャン・ムエックス氏が82年にナパに設立したカリフォルニアワイン。
83年を初ヴィンテージとし、ボルドーのワイン造りの概念をカリフォルニアに持ち込むことで成功をもたらせている。
正規輸入元:メルシャン
ハーラン・エステート HARLAN ESTATE
カリフォルニア・カルトワインの代表的なワインであることは間違いない。アドヴォケイトで94年と97年ヴィンテージで100点満点を獲ったことがきっかけでオークションではワインの価格として最高額である8500万円で落札されるなど話題には事欠かない。コンサルタントはミッシェル・ローラン。
正規輸入元:中川ワイン販売
パルメイヤー Pahlmeyer
ナパ
ロバート・パーカーがそうであるようにパルメイヤーも元弁護士が起こ したワイナリー。初め、カベルネ・ソーヴィニヨンを造り、その後メルローやシャルドネで成功を収める。93年にはヘレン・ターリーをコンサルトに招き、その品質がさらに向上した。1995年の映画「デスクロージャー」に91年のシャルドネが登場したことで一躍脚光を浴びた。
ブライアント・ファミリー Bryant Family
プリチャード・ヒル
カベルネ・ソーヴィニヨンを収穫量を極端に減らすことで知られるカルトワインのひとつ。醸造は野生酵母を使い、ろ過は一切行わないため、その色は向こう側が全く見えないほどに濃い。また、コンサルタントにヘレン・ターリーを迎えている。
8万円くらいが相場。
ボー・フレール・ヴィンヤーズ BEAUX FRARES VINYARD
オレゴン・ウィラメット
かのロバート・パーカーが出資し、義理の兄弟がワインメーカーを務めるワイナリー。ボー・フレールとはフランス語で「義兄弟」という意味。
パーカー氏がジョークでつけたといわれている。パーカーはその著書にこのワインの評価を載せていない。
正規輸入元:中川ワイン販売
マーカッシン Marcassin
数々のワイナリーのコンサルトをし、その全てと言ってよいワイナリーが有名であることから天才の名を恣にしているヘレン・ターリーが自ら夫婦で立ち上げたワイナリー。マーカッシンとはフランス語で「若い獅子」。
彼女はブルゴーニュワインファンで知られ、自らのワインはピノ・ノワールとシャルドネ。
市場価格は5万円前後〜8万円くらいまで。
マボロシ エステート Maborosi ESTATE
ナパ
日本人 私市友宏氏がナパ・ヴァレーのぶどうで造るカリフォルニアワイン。
年産300ケース程度の生産量と恐ろしく希少なワインでもある。
ピノ・ノワールの登場が話題となっている。
正規輸入元:デプトプランニング
リッジ RIDGE
ソノマ
趣味から始まったようなワイナリー。69年にポール・ドレイパー氏がワインメーカーとして加わってから一変して凝縮度の強いワインを生み出すようになった。
現在は大塚グループが所有しているため日本ではお馴染み。
モンテベロがここのフラッグシップ。
正規輸入元:大塚食品
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