2006.2に訪問したミネルヴォワのドメーヌ「シャトー・ド・リュウ」。
↑左はVINISUDのブースで初めて会って試飲したときに写したもの。
右はその後今回一番気に入ったので訪問したときのもの。
どちらの写真でも右位置にいるエマニュエル氏がオーナーでそれほど広くない畑から天才的な才能で素晴らしいワインを造っている。
まさにワイン造りのためにいるような人。
でも、彼は商売の才能が足りない。天才にありがちなちょっと奇特な人・・・というか世間知らずというか・・・。
ミネルヴォアはかなりの田舎でいわゆる田舎モノなわけだ。
その才能を知っている友人でもある写真右のジル氏はそれが歯がゆく、彼のワインを世間に広める役目をしているというわけ。
ジル氏の肩書きはあの3つ星レストランの最高峰「アラン・デュカス」のソムリエ。
彼が加わったお陰でようやく世界にその名が知られるようになる。
昨年は「LA REVUE DE VIN DE FRANCE」にも登場し、「ラングドックの偉大な赤ワイン」とも評されるようになる。
訪問して思ったが、エマニュエル氏は本当に心配性で、「どう?美味しい?」「ミネルヴォアにはラ・トゥール・ボワゼがあるけどいいの?うちのワイン扱っても」「どう?この畑」「何か質問は?」
などを訪問した3時間ほどの間に50回は言っていたような・・・。
なんといっても「日本へどうやったらサンプルを送れるの?」というくらい世間知らずなのだから。
純朴で繊細、天性の才能とワインへの愛情。一言で語るなら彼はこういうタイプでそのワインには必ずそういう要素が含まれている。
←彼らのカーヴでバトナージュを実行中。
このワインが日本で広がってくれることを願ってやまない。
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