ピション・コンテス・ド・ラランドは1854年以来女性オーナーが経営を担っていることで知られている。
ゆえにそのワインは常にエレガントで、ボルドーで最もフィネスを感じさせてくれるワインとしても知られている。
栽培比率は45%がカベルネ・ソーヴィニヨン、12%がカベルネ・フラン、35%がメルロー、8%がプティ・ヴェルドーとなっている。
この樽はルイ・ヴィトンに依頼して作ってもらったもの。さすがに女性オーナー、趣味が良い!?→→
これは本当の樽のまわりを皮で上からかぶせたものではあるけど。
このシャトーでは収穫は3週間かけて150人で行われる。85haを所有。
新樽は格付の中では珍しいくらい低く、50%。15−18ヶ月熟成。
セカンドは33%。3ヶ月に1度ラッキング、清澄は卵白で行われる。
カーヴには1958年からのヴィンテージが保管されている。
テースティング
BERNADOTTE 2005
フルーティーで柔らかいワイン。少し樽は感じられるが、フィネスのあるきれいなワイン。
CS49% M48% CF3%
Reserve de la Comtesse 2005
このワインはメルローの比率が高いせいかインパクトに欠けてしまう。エレガントではあると言えるがアクセントがない。
CS 27% M49% CF13% PV11%
Ch.Pichon Longueville Comtesse de Lalande 2005
やはりフィネスという言葉が似合うワイン。弱いわけではなく、綺麗なワインではあるが、内側には芯がある。そう、オーナーのしなやかさイメージと気の強さが内に隠されているような感じ。
CS 65% M29% CF6% PV1%
←オーナーがわざわざ出てきてくださった。
こんなとこにほんとに住んでいるのだからすごい。
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