さて、本日最後、パルメ。
またしてもトラブル。
他の観光客とかぶってしまった。
でもその観光客も日本人でご一緒させていただくことに。
このシャトーは50haを所有し、ジロンド河とは900mしか離れていないという立地。
このシャトーは砂利質でありながらメルロー種の比率が高いことでも知られる。
栽培比率はカベルネ・ソーヴィニヨン47%、メルロー47%、プティ・ヴェルドー6%。
パルメのオーナーは3家いてそれぞれマレール・ベス(マーラー・ベッセ)、シシェル、ブティユとなっている。
マレール・ベスはトーメン、シシェルはキリンが正規輸入元。
ここでは120人の収穫人で収穫は行われる。
49基のステンレスタンクで50haの畑から取れるブドウを管理するのでほぼ1haに1つタンクがあると考えてよい。
このシャトーで驚いたのは、瓶詰めは外部委託であるということ。
これは初めて聞いた。
樽は6社から購入し、2005年はあまりにブドウが良かったのでもう1社増やすことにしたとか。
そして、殆どのシャトーで口うるさく言われたが、ここでも「アルテル・エゴ」はセカンドではなく、パルメになれなかったワインを樽の段階でセレクトしてどちらにするか決める・・・。ってそれをセカンドっていうのじゃないの???
(まあ、若木を使っているのではないと言いたいのだろうけど)
右の写真はベルナール氏と。。。9月には日本に来るらしい。
パルメは以前はオーナー2社(マレール・ベスとシシェル)がそれぞれ所有するネゴシアンからしか手に入らなかったが、1997年からは複数のネゴシアンと取引しているそうだ。
テースティング
アルテル・エゴ 2005
非常に濃厚で甘みがあり、バランスがとれている。確かにセカンドという存在のワインではない。
パルメ 2005
濃厚さはアルテル・エゴより上だが、今飲むならワインとしてはアルテル・エゴを選ぶ。まだ落ち着いてない感じがある。
パルメ 2001
コーヒー、ロースト。他のマルゴー地区のものよりもがっちり骨太なイメージ。
筋肉質。エレガントな部分はある。少しペパーミントのような香りがあるような。
ここも2005年プリムールは2時間で完売らしい
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