ブルゴーニュ好きなら誰しもが知っているギィ・アッカド。
よくアンリ・ジャイエと比較されるが
低温浸漬を手法としてブルゴーニュのコンサルタントを
最盛期は40もの顧客を抱えていたという凄腕。
(写真はアッカドのが見つからないのでピンポンダッシュした
アンリ・ジャイエのご自宅。⇒ちょうど入院されたころ)
ところが同じ低温浸漬なのになぜ
アンリ・ジャイエは神と崇められ、
ギィ・アッカドは地に堕ちたのか・・・。
答えはギィ・アッカドは低温で浸漬するために二酸化硫黄
(つまり酸化防止剤)を大量に投入することを指導した、
この差だった。
「ギィ・アッカドがコンサルタントをしたワインは全て
同じ味がする」と言われ、40くらいあった顧問先は
全て解任され、レバノン人だったアッカドはその後行方不明
になったといわれている。
と、ここまでは皆さんが知っている話。
最近の堀賢一さんの著書でも
「彼の手法は否定されるものでなかったことがわかり、
彼に謝りたいが現在も行方不明」とある。
ところが・・・。
先日訪問したときに聞いた話では、
ギィ・アッカド氏は現在再び
ブルゴーニュで活動している
とのこと。
行方不明ということになっていたが、実は何年かはボルドー
に行き、研究をしていたとのこと。
批判されて出て行った可能性は高いが、
完全にブルゴーニュから去っていたわけではなかった。
彼の関わったワイン、現在は美味しく、テロワールを
表現するワインになっているとのこと。
80年代後半の彼が関わったドメーヌのワイン、
探して飲みたいものだ。
ジャン・グリヴォー、コンフュロン・コトテイドなど
現在でも著名な生産者も多いので探してみたい。
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